現在製作中のラッファエレのおじいさんの製作した作品で、現在の楽器に比べてサウンドホールが一回り大きいのが特徴。
当団体に親子孫の3代にわたるカラーチェの楽器が揃います。
京都の某骨董屋にぼろぼろになって吊ってあったのですが、ネックは折れて素人修理してあり、ニスも素人が塗り直して、むらむらになっていましたが、
唯一、表面板は全く無傷でしたのでこれはいけると直感し、数万円で買い求めました。
市内の専門楽器店の全面ご協力で大修理を施し、塗装も全部洗い直し再塗装をしてもらい、
当然フレットも当時のままのものでしたので、現在のカラーチェの楽器に比べて高音部が足りず、現使用に耐えませんので打ち直してます。
またブリッジの交換も行い、ずいぶん高い修理代を必要としましたが、当時の楽器がよみがえりました。
音色、音量はクラシコ並とはいきませんが、乾燥しきったボディから出る音は、この時代のカラーチェの音づくりが読みとれる、極めて歴史的価値の高い楽器です。

 オールド楽器、現行楽器、資料楽器、アンティーク楽器など主催者がこれまでに集めた楽器を是非ご覧下さい
マンドリン編
三大銘器メーカー
 1.ラファエレ カラーチェ Ⅰ世(Raffaele Calace 1゚) 
 [1863.12.29~1934.11.14]
 1927年制作