1933年のルイジ・エンベルガーの作品、亡くなる10年前の作品で彼の円熟期の作品で
この楽器はオールドで修理調整済みのものを入手。
マンドラのオールド楽器はなかなか数が少なく、いい楽器となると滅多にでません
特に人気の高いエンベルガーとなると希少価値です。
バランスの良さと、ルイジの音色の良さに惚れ込んで1999年夏購入しました。
エンベルガーの音色は音色ですがペコラーロともまた違った音色で、この辺が師匠の貫禄といえます。


弦長も現在のカラーチャのドラに比べ1プレット分も長く、張りが強い分その分ボリュームを稼いでます

裏板のリブも細かい細工で、大変美しくまた丁寧に作られております。
全体の形はややペコラーロより曲線がゆるく仕上がっています。

ラベルはおなじみの女神の竪琴、上に1933年の制作年がかかれている

裏板のリブの絞り込みも見事な細工の仕上げです。リブに刻まれた溝もきれいに仕上がってます。


 オールド楽器、現行楽器、資料楽器、アンティーク楽器など主催者がこれまでに集めた楽器を是非ご覧下さい
マンドラ編
テノール
Mandola tenore
 2.ルイジ エンベルガー (Luigi Embergher) 
[1856.2.4~1943.5.12]
 1933年制作 マンドラ N41