パスクアーレ アンガラ アンド パスクアーレ ディサント
 (Pasquale Angara & Pasquale D'Isanto) [Vinacciaの弟子] 

あまり聞き慣れない名前であるが、ラベルにはVinacciaの弟子で
銀賞を受賞したとイタリア語で書かれている。
弟子の作ですとわざわざ書かれてある事からして、当時の Vinaccia は押しも押されもせぬ
超一流ブランドであることが伺いとれる。

次に掲示している Gaetano Vinaccia の写真を見れば、2本の楽器がよく似ていることがわかる
弟子と言うことは独立する前は当然Vinacciaの工房で、Vinacciaの楽器を作っていたことに間違いないので
Vinacciaとして作られた楽器の中に何本かこの作者にの手による楽器が存在するはずである。

この弟子の作品もほとんどVinacciaの楽器作りそのものを伝えている。是非オールド楽器として修理してみたい楽器である。



テイル部分の弦の共鳴をふせぐ消音機もなかなか凝った細工がしてあり、
ブリッジも手の込んだ良い細工がしてある典型的なVinacciaスタイルである。

 オールド楽器、現行楽器、資料楽器、アンティーク楽器など主催者がこれまでに集めた楽器を是非ご覧下さい
マンドリン編②
 その他メーカー
 5. パスクアーレ アンガラ アンド パスクアーレ ディサント
 (Pasquale Angara & Pasquale D'Isanto)
 [Vinacciaの弟子] 1894年制作