《マンドリンとその関連楽器 用語解説》Paul Sparks著「THE CLASSICAL MANDOLIN」Appendix:Brief Definition より |
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No2.D-L | ||
〈 Domra 〉(ドムラ): | 4世紀ほど昔のスラブとロシア民族へとさかのぼる 起源を持つマンドリンのような楽器である。 ほとんどのドムラは4度の調弦で3本弦であるが、 ケイスハリス Keith Harris を初めとする沢山の マンドリニストには4本弦のものが好まれている。 |
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〈 Florentine Mandolin 〉(フローレンス マンドリン): |
(1)Tuscan mandorin を参照。 (2)ギブソン社によってAシリーズからFシリーズの胴と表面板に彫刻を施した楽器のいくつかに与えられた名前である。 |
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〈 Liola 〉(リオラ): マンドローネ |
ナポリのヴィナチャ家によって製作された。これはマンドリンオーケストラの中でベース楽器として使用された。 マンドローネとしても知られた。 リュートよりずっと大きく胴は平らで4本の太い捲線で(A,-D-G-C)と調弦する。 |
see:Mandolone (マンドローネ参照) |
〈 Liuto 〉(リュート): | {リュートカンタービレとも呼ばれ、日本ではマンドリュートと呼ばれている} リュートモデルノ{モデルのとは”現代風の”という意味より ギター族の古代楽器と区別する意味で付けられたものである}としても知られる。 ラファエレカラーチェ(図9)によってそのデザインが完成されたナポリの楽器である。 初期のモデルは大きなマンドリンに似ておりヘッドの先からhitch-pins{弦を引っかけるピン}まで (端から端まで)39インチ{990.6m/m}で20フレットあった。(いちばん高い1弦の伸張部で) 5組の弦は(C-G-d-a-e')に調弦される。 アンサンブルではリュートのパートは大抵へ音記号で書かれている。 ソロパートはギターのようにト音記号で書かれているが、書かれている音より一オクターブ低く聞こえる。 リュートは今日ではめったに聞かれることはない。リュートは豊かな深みのある力強い音を持ち、 マンドリンよりソロの楽器としてずっと大きな可能性を与えてくれる。それ故、大変残念なことだ。 ラファエレラーチェはマンドリンよりリュートの方を好み、沢山の無伴奏プレリュードを書いた。 1980年5月4目にリュート奏者の集まりが日本の下関で開かれた。 この楽器はオーストリアでしばしば見られる。 |
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〈 Lombardian mandolin 〉(ロンバルディア マンドリン): | Milnese mandolin(ミラノ マンドリン)参照 | |
フィオレンティーノのホームページ
CircoloMandolinistico
Fiorentino
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